2007-01-01から1年間の記事一覧
仕事の仕方をかなり変えた。 その結果、このダイアリーとやらも書けないほどのバタバタである。酒量も嵩んでいる。 そうこうするうちにまたしても僕のライブラリーに新たないちページが加わろうとしているではありませんか。 逢坂剛センセイですよ。逢坂剛セ…
いかに量産の船戸センセイといえども、さすがに持ち駒がなくなってきた。 それで下川裕治のバンコクものとかに手を出したりして。 そうすると、トラベルライターの禁じ手というか教訓というか、読んでいて考えさせられる個所も見えてきたりして。 そう、むろ…
ファミリーマートでドクター・ペッパーが新製品として販売されていて驚いた。おまけにコカコーラのブランドとして売られているというのだ。 かつてドクター・ペッパーを飲んだのはいつごろ、どのあたりだったか記憶が定かではないが、初めて口にしたとき、「…
ふなとよいちではない。ふなどよいちである。 『流沙の塔』上下巻も瞬く間に読了。 僕には昔から、美味しいと思ったらそればっかり喰う習慣があった。 摂食障害の子どもに「ばっか食い」という、そればっか食う症状があるというが、僕も十分それだ。 札幌の…
2週間も前のことになるが、ともだちの合唱団ブレーミアが今年も大阪からやってきて、MANDALA2に出るというので行く。 2年ぶり2度めだ。 個人的にこの時期、バンコクへの片道切符の期限切れが迫っており、思い切って使っとこうかな、つまりブレ−ミアのコンサ…
東独出身の俳優、ウルリッヒ・ミューエが死んだ。 思えば「善き人のためのソナタ」を観たのが3月なのであり、死んだのが7月である。 短い付き合いであったことよ。 そうなると、転向した秘密警察官という役のイメージだけが彼に残ることになる。 さあ、そこ…
船戸与一の季節がふたたびめぐってきた。 十年以上ぶりで下北沢通いが復活しているのだが、当地の幻游社で『伝説なき地』上下巻を入手してきたのである。 『蝦夷地別件』ではそのストーリーテリングに舌を巻いたが、ここでもさすがの饒舌さだ。 ただ、蝦夷地…
大ニホンジンではないらしい。大ニッポンジンなのだよ。 世界の北野の最新作より売れている、という触れ込みだが、これより低調な北野映画って何なのか、と思ったり思わなかったり。 ラスト4分の1ぐらいまではカンヌでフランス人にウケたのもうなずけると思…
キオスクが閉店、解体、更地になって久しい宿河原ではあるが、この度、みどりの窓口までが撤退することになった。 これからは定期から新幹線のきっぷまで自販機を利用することになるという。 これはいうならば逆に、うれしい。 この駅の窓口こそ、JR広しとい…
お台場のノマディック美術館で、グレゴリー・コルベールのエキジビジョン「アッシュ アンド スノー」観た。 1900円の入場料を払う人たちが列をなし、場内も結構混んでいた。 心を動かされるものもあるにはあったが、作品の感想は僕はそれなりにネガティブ。…
2000年制作。前世紀なんだなあ。 ラスベガスの、それも庶民を描いているという点がユニーク。砂漠の街の、空や遠景のコントラストが凄い。小学校の窓から見える山々や雲が、写真好きに「おっ」と言わせるに十分だ。 ケビン・スペイシーは相変わらずうまい。…
ヤフーのADSLをやめた。したがってybbのアドレスを捨てることになった。 影響はそれだけにとどまらず、考えてみたらわがWebサイトのトップページも失われているではありませんか。 そうすると、はてなダイアリーに移行するまで続けていた写真日記もまた、全…
『ロング・グットバイ』だけじゃありませんよ。 一気に『さらば愛しき女よ』まで読み倒したんですよ。 文庫化されたのは70年代のはじめだが、ダウンタウンを下街といったり、訳が堅いのが意外と心地よかったりもする。「接吻」には笑ったけど。 70年代といわ…
近所の美容院、といっても近所に美容院はないので、ひと駅ぶん電車に乗って安い髪切り屋に行く。 僕は髪を切りに行ったのに、向こうは髪を切ってくれない。 いえいえ門前払いを食うのではありません。あまり短く切ってくれないというだけの話です。 カリアゲ…
成城学園前の江崎書店はとても感じが良かった。そこでいずれどこかで買おうと思っていたレイモンド・チャンドラー著・村上春樹センセイ訳の『ロング・グッドバイ』購入。 これを手に持って読みながら電車に揺られるのはなかなかにたいへんなのである。 片手…
仲間うちの毎年恒例の花見には、ベビーローライを持参。 4×4cmサイズの写真が得られるこのカメラ、フィルムを手に入れるのすら相当にたいへん(今はドイツとクロアチアでのみ、かろうじて生産中)。 この度はヤフオクで1本600円で入手に成功。 しかし酒を呑み…
人にすすめておきながら、自分では撮らない散歩写真家である。 それでもこの陽気だ。 少しうきうきする瞬間があって、カメラなど持ち出してみる。 シャッターなんぞ切ってみる。 やはり銀塩、特にパノラマ、それに魚眼だ。 この3語すべてがわかる人は、写真…
三寒四温。 温暖化なのだから、三寒五温ぐらいかと思いきや、2月は暑く、3月は寒い。 身体は死の床にありながら、もうひと儲けと脳だけは夢を見ている地球と、関係ありそでなさそに咲く桜。 酒ばかり飲んでいると、ほんとうにあっという間に季節ってめぐる…
長い物語も、いずれは読み終わる。それが車中の読書である。 山崎豊子の『華麗なる一族』も同じくブ厚い3巻ものだった。あちらにはそれなりにスタッフがいたといわれているが、船戸与一はこのスキのない物語をどう構成したというのか、本当に感服する。 だ…
西口の東芝跡にラゾーナという大モールができたおかげで、川崎の東口というところは、ついに復活のチャンスを失った。 とにかくガラが悪くてどうしようもなかったところに、地下街やホテル日航とかいろいろ建てれば何とかなるだろうという例の箱モノ行政では…
どうでも良くなってきたのはやはりTVの「華麗なる一族」である。 格調が低すぎる。 ネタばらしをされたことに腹ワタ煮えくり返りながらも文庫は全巻読了。 そしてTVドラマに向かうとあまりにもちゃちでメゲるのである。 さて、 旅に持参した文庫本は船戸与一…
ちょっくらキューバにまいりました。 ちょっと久しぶり。 極寒のカナダから入ったものの、意外と涼しく、気温が上がってきたのは最後の二日間ぐらい。 どのくらい涼しいかというと、日中でも半袖のシャツの上にセーターを着る程度。 最後に気温が上がったと…
以前は東京では売られていず、千葉に行くとあったMAXという缶コーヒー、最近どうも東京販売を開始したらしい。 ちらほらと自販機で目にするようになった。もちろん買いますよ。 このマックス、何がMAXかというと、砂糖がMAXなのである(命名者の意図は知らな…
いや、僕が考えたのではない。 本当にパン屋に売られていたというのだ。さすがだ。 さて、 映画の「華麗なる一族」を見たのは学生時代だったか。 銀行の支店長が預金獲得合戦の末に心臓発作で死ぬあたりはプロレタリア監督の山本薩夫の面目躍如たるところだ…
旅の様相も随分と変わってきた。 エイビーロードは昨夏に休刊となり、いまや旅行情報誌は紙では商品としては存在しない。 「旅」(JTB→新潮社)とか、「NEUTRAL」(白夜書房)とかあるが、女性誌や思索誌であって、情報を求めるものではない。情報はすべからくネ…
嗚呼、哀れなオードリー。 CMに「ローマの休日」が使われ、日本語の吹き替えで銀行の「指の静脈認証」や「ローン」の素晴らしさを喋らされている。 生きていたら絶対にOKしなかったと考えても間違っていないだろう。 かつてスティーブ・マックイーンが映…
『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン)読み終わり。 たいへんに不評だった映画の方は、ブータンから帰ってくるときの台北-成田の機内でオンデマンドで見始めたはいいが、見始めたタイミングが悪く、なんと着陸までに見終えることができなかったという因…
年が明けたといっても、年賀状も出さず、年頭の所信表明もない僕としては何ら、あらたまることはない。 1999年から2000年になるときには、何かたいへんなことが起こるという流言に乗せられて、まんまと旅を切り上げて帰ってきてしまった僕だが、そういうわけ…