2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「ミュンヘン」観た

満席だった。 僕の観る映画はいつもそれなりに空席が目立ち、なおかつ平均年齢が高いことが多いのだが、今回はそのどちらもいつもとは逆。ミュンヘン五輪のときすでに生まれていた人がどれくらいいるか…。 僕は時代考証なども含めてきちっと作られた映画を一…

今宵、すべてのバーで

バーといわず居酒屋といわず、まだ日のあるうちの定食屋とかスターバックスコーヒーでも、ホリエモンのメールばなしが取り沙汰されたことだろう。 永田議員が実は与党延命のために自民党が送り込んだ時限爆弾だったぐらいのオチであれば面白いのだが。あるい…

族長のハル

それでいよいよガルシア・マルケス、『族長の秋』に取りかかることを決意したわけである。 読み出してすぐ、ああこれは、娯楽ではなく文学なのだなあ、と思い知らされた。 1ページに、京極のおよそ2倍の文字量が詰め込まれている。銀色夏生なら3、4倍だ。章…

80年代アニメ

知人から借りた「ガ.ンダム」を見るはめになった。 僕が上京した頃、親戚の子どもたちが熱狂していたぐらいで、僕はガンダ.ム世代ではない。 うーん、80年代アニメってこうなのか。 男の子供が戦争の中で兵士として成長し、女の子はそれを甲斐甲斐しく支える…

新年会

出版ネッツの、2月中旬というのに新年会があり、大塚英志の『憲法力』(角川書店)をベースにした講演があった(写真は映画専門大学院大学というところのサイトで拾ったもの)。 半分くらい過ぎたところで入ったのだが、いやもうもの凄い早口と言葉の弾丸で、テ…

イノセント・ボイス観た

そうこうするうちに銀座シネ・スイッチで「イノセント・ボイス」↓観てしまう。 http://www.innocent-voice.com/ エルサルバドルの内戦もの。そして子供兵もの。 抑制が効いた、いい映画だった。子役が全部いいという珍しい映画。 モロに内戦の頃、オリバー・…

京極って…

宮部みゆきで消化不良(中継ぎの小川洋子は食わず嫌いに近かったが)のあと逃げ込んだ京極夏彦に疑問符。 古本屋に唯一あった京極もの、『百器徒然袋』。 この人、あの小説家としての最高の賞を取ったはずだったが、読んでいて自然と沸き上がる感情は…、「高校…