2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」観た

派手な映画館で地味な映画を観た。 「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」。 主演と監督はトミー・リー・ジョーンズ。 脚本は「アモーレス・ペロス」「21グラム」のギジェルモ・アリアガ。 トミー・リー・ジョーンズは傷ついた男を演じさせるとうまい…

串田孫一野鳥随筆集

最近作った本(書いたのではなく編集した本)は、串田孫一さんの野鳥随筆集。 随筆家の老境が垣間見えて感慨深い。 奥様に取材で話を伺った。 「とにかくずーっと一緒でした。幸せでしたね、ふたりとも」と仰ったのが印象的だった。 写真は野鳥写真家の叶内…

桜早咲き

二月が暖かかったせいか、持ち前の異常気象か、桜が早咲き。 地元のテキ屋も準備のいとまもなく営業開始した感じ。 とはいうものの三ブ咲き。圧倒的多数は来週に宴を催すのだろう。 しかし、ひとつだけ前まえから決まっている花見がある。 それは四月九日。 …

ねこぢるも

ねこぢるの『ぢるぢる旅行記 インド編』(ぶんか社)をぱらぱらと読む。 ねこぢるワールドは好きなのだけれど、ちょっとフツーのアジア貧乏旅行の匂いがした。 フツーがイコール悪いことばかりではないが、ところどころ鼻持ちならない点までフツーの貧乏旅行な…

思索する旅行誌

「風の旅人」という雑誌を書店の店頭で見かけ、1200円という値段におののきつつも手に取ってみたとしよう。 そういえば、この手の旅行雑誌が今世紀に入って(いや、少し前からか)書店に並ぶようになった。 なぜだ。 ほかに思いうかぶだけでも、「旅學」(ネ…

日玖戦

WBC。 それほど興味ないが、日本が決勝までコマを進めるなんて本当に運がいい。 韓国に1勝2敗なのに、米国よりも強いといっていいのだろうか。 トーナメントのマジックである。 2回終って4対1とリードされている。僕はキューバの勝利を確信している。 キュー…

ひたぶるにうらがなし

春の嵐には心踊らされる。 いっそすべてなぎ倒してくれればいいのに、と思っていたのに。 嵐一過、おだやかな午前中である。 嗚呼、粛々と日々を過ごすしかないのか。 だが日々は、日増しにひたぶるにうらがなしい。すこぶるうらがなしい。 『古道具 中野商…

ジャック・ワイルド死す

そういえばジャック・ワイルドも死んだんだった。 日本では「小さな恋のメロディ」ぐらいしか出演作が紹介されてないけど、これって日本でだけヒットしたらしい。 主演のふたりを食う存在感ではあった。 僕が子供の頃に作られた映画で、日本で大ヒットして、…

頭痛転じて偏頭痛

いや、まいりましたよ。 世の中のことで知らないことは数あれど、こんな初歩的なことを知らなかったとは。 長らく生きてきて、偏頭痛というものの正体をはじめて知った。 僕が長らく頭痛だと思ってきたものがそれだ。 つまり僕は生まれてこの方、頭痛という…

トラベルライターになる方法高騰

Amazonで拙著『トラベルライターになる方法』が一時1万2千円の高値をつけたのを発見。 どこの図書館にもある本にそんな値段をつけたって売れないだろうが、自著の古本の値段が高いというのは悪い気がしないものだね。在庫があるうちはそれなりに安値でも、品…

読書日記のようではあるが

僕が読んだ本のタイトルを羅列して何が面白いんだかと思うけど、つい羅列してしまう。 ごめん。 『族長の秋』を読み終わり、何となく達成感で意気揚々としてしまったよ。そしてまた始まる藤沢周平の季節。言ったでしょう。文学は当分、いいです。ぴしぴしく…

西牟田靖さんの出版記念の会にまた行く

『僕の見た「大日本帝国」』(情報センター出版局)から1年↓。その写真編の刊行を記念する会が新宿のカレー屋であった。 http://d.hatena.ne.jp/akrh/20050226 参加者は昨年と比べて倍増。テーブルではトラベルライターMLやmixiのトラベルライターコミュニティ…