ねこぢるも

akrh2006-03-23

ねこぢるの『ぢるぢる旅行記 インド編』(ぶんか社)をぱらぱらと読む。
ねこぢるワールドは好きなのだけれど、ちょっとフツーのアジア貧乏旅行の匂いがした。
フツーがイコール悪いことばかりではないが、ところどころ鼻持ちならない点までフツーの貧乏旅行なのである。
彼女が自殺したこととインドの連関を嗅ぎ取ろうとしたことは徒労に終わった。
彼女も海外旅行で他の日本人に遭うと張り合あう気持ちが生じ、インド人に対しては白人のように振る舞うのだった。
僕はこれからはねこぢるは、ドメスティックな不思議ワールドで味わうことにする。