「夜よ、こんにちは」観た

akrh2006-05-01

夜ならば「こんばんは」だろうという、何万人が言ったかわからないひとりごとを言いながらユーロスペースへ。
ユーロスペースを意外な大企業が買ったので、僕は新ユーロスペースは手狭なところにヴァ−ジョンダウンしたのかと思っていたが、いえいえどうして、“進出”であった。
単館劇場ばかり集まったビルのワンフロアがユーロ。
周囲をラブホテルに囲まれていると言えばその通りであるものの、渋谷オンエアとかクラブアジアとか、要するにエンタメ系集積地の一角である。
イタリアの赤い旅団を描いた映画なんか誰が観るのかと思うが、初回でも結構な入り、午後は満席だったのではないか。
1978年のモロ元首相誘拐・殺害事件を描いた政治映画。
このところ70年代を描いた政治映画をよく観る。
いい映画だったと思う。
モロ元首相役のロベルト・ヘルリツカがフランスのドビルパン首相にそっくりだった。
ラスト。ちょっとしたツボにはまって久しぶりに泣いた。
帰って衛星のシネフィル・イマジカでまたイタリア映画。
シチリアの反マフィア運動を描いた「ペッピーノの百歩」。「夜よ、こんにちは」に出ていた俳優が何人か出ている。
日独伊のファシズム経験国の三国三様を思うとき、イタリアってすごい。
さて、
メーデーの夜はゴールデン街で痛飲。
メーデーに酩酊。これは毎年恒例。