雪か

akrh2006-01-21

今年も雪が降っている。
藤沢周平の『蝉しぐれ』を、若干のご都合主義臭を嗅ぎ取りながらも楽しく読み終え、次に着手したのは小川洋子の『博士の愛した数式』だったが、ハードボイルド時代小説にシフトした僕の頭脳は、その甘ったるさに耐えきれず、挫折。
いい小説なんだろうと思うので、心安らかになったら読みなおしたい。
今はぴしぴしくるサスペンスものを、ひりひりしながら読みたい心境なのである。
そこで、宮部みゆきの『理由』でどうだ。
まあ、何というか、ぴしぴしはくる小説である。ひりひりするかどうか…。
さて。
さても、スカッとしない日々である。
新しいことを考えている真っ最中だというのに、この茫漠とした不安は何だというのか。
とりあえずは結果オーライだと思うことにしよう。
いえ、その結果でなく、あの結果です。