旅するネットサーファー

akrh2007-02-05

旅の様相も随分と変わってきた。
エイビーロードは昨夏に休刊となり、いまや旅行情報誌は紙では商品としては存在しない。
「旅」(JTB→新潮社)とか、「NEUTRAL」(白夜書房)とかあるが、女性誌や思索誌であって、情報を求めるものではない。情報はすべからくネットで得られるのである。
ネットで1円でも安いチケットを探して飛び、現地のインターネットカフェでメール・チェックと同時にきょうの情報を入手し、帰ればブログで旅行記の公開。
本が売れなくもなるはずである。
さて、
某米国系航空会社のWebから正規割引チケットを予約したと思ってほしい。
日本の国内線なんかでは、Web上の予約と取り消しをそれなりに使いこなせていると思っていたので、キャンセル・ポリシーを熟読もせず、ポチッと押してしまったわけである。
ところが予約確認メールでは日付が著しくズレていた。しかも予約はWebでしたのに、日付変更とキャンセルは電話でときた。
これが翌日に電話してみると、日付変更には1回2万円、キャンセル料は値段の50%チャージされると仰るではないか。これにはパニックになった。なるでしょう? なりませんか? なりますよ。僕はなりました。
こんなケアレスミス、あまりにも僕らしい。そう、このときまず頭に浮かんだのが、「俺らしすぎるよ」ということだったのである。
ショックで絶句している僕にしかし電話の相手が、でも24時間以内だったら予約なしにできますよ、と言ったときには、本当に脱力したのだった。脱力しませんか。するでしょう。僕はしました。
天国とドツボの中間を歩くといつも転んでいつもドツボにはまる僕であったが、この度は奇跡的に危機回避に成功したらしい。その点は僕らしくはなかった。
ワンクリック恐るべし。恐るべきワンクリック。