ひたぶるにうらがなし

akrh2006-03-17

春の嵐には心踊らされる。
いっそすべてなぎ倒してくれればいいのに、と思っていたのに。
嵐一過、おだやかな午前中である。
嗚呼、粛々と日々を過ごすしかないのか。
だが日々は、日増しにひたぶるにうらがなしい。すこぶるうらがなしい。
『古道具 中野商店』読み終わり(いいね!)、中断中の『博士の愛した数式』には戻らず、トロツキー著『レーニン』(中公)なんて読みはじめたりして。
いや、これがなかなか面白い。
下流社会の登場によって格差のある社会が誕生すると、意外や意外、コイズミは革命勢力の形成に手を貸すことになるのではないかなどと夢想しながら読むとなおさら面白い。
面白いけど薄すぎる。
こういうのを活字中毒っていうんだろうな。
読んでないで書かなきゃ、な。