読書依存症

akrh2006-01-23

ストレス回避のため、読書に逃避している。
電車に乗るとケータイのテトリスに逃避していた頃よりずっとマシではないかと思うが、逃避はしょせん逃避でしかない。
『理由』は長かった、逃避ならその時間は長ければ長いほど良いのだろう、しかしここでは長さが鼻についた。
ひとつひとつのエピソードについての書き込みが自己目的的に長過ぎて、その四分の一程度で言いきれないのかと次第に辟易しはじめた。
極上の固形コンソメなのかもしれないが、溶かすお湯の量が多すぎた感じ。
お湯が半分であればたいへん満足しただろう。
それでも読み終えたし、宮部みゆきものはもう一作ぐらいは読んでみたいと思う。
明日からは京極夏彦に逃避する。
大極宮つながり、というわけではない。
偶然です。
「王様のブランチ」(TBS系)のインタビューで京極は「基本的につまらない本なんてないんですよ」と答え、僕の記憶が正しければ石原慎太郎は「ロクな本ないからな、俺の以外」と答えた。
オヤジというのは避けがたく威張り病に罹る。僕も罹っている。だが発症だけはできるだけ抑えたいものだと慎太郎を見て思う。
そう思わせてくれた点で慎太郎も、その唾棄すべき言い種ほどには無価値ではない。