ベビーローライ不戦敗

仲間うちの毎年恒例の花見には、ベビーローライを持参。 4×4cmサイズの写真が得られるこのカメラ、フィルムを手に入れるのすら相当にたいへん(今はドイツとクロアチアでのみ、かろうじて生産中)。 この度はヤフオクで1本600円で入手に成功。 しかし酒を呑み…

橋からの眺め

人にすすめておきながら、自分では撮らない散歩写真家である。 それでもこの陽気だ。 少しうきうきする瞬間があって、カメラなど持ち出してみる。 シャッターなんぞ切ってみる。 やはり銀塩、特にパノラマ、それに魚眼だ。 この3語すべてがわかる人は、写真…

西新宿しだれ桜

三寒四温。 温暖化なのだから、三寒五温ぐらいかと思いきや、2月は暑く、3月は寒い。 身体は死の床にありながら、もうひと儲けと脳だけは夢を見ている地球と、関係ありそでなさそに咲く桜。 酒ばかり飲んでいると、ほんとうにあっという間に季節ってめぐる…

『蝦夷地別件』読了

長い物語も、いずれは読み終わる。それが車中の読書である。 山崎豊子の『華麗なる一族』も同じくブ厚い3巻ものだった。あちらにはそれなりにスタッフがいたといわれているが、船戸与一はこのスキのない物語をどう構成したというのか、本当に感服する。 だ…

「善き人のためのソナタ」観た

西口の東芝跡にラゾーナという大モールができたおかげで、川崎の東口というところは、ついに復活のチャンスを失った。 とにかくガラが悪くてどうしようもなかったところに、地下街やホテル日航とかいろいろ建てれば何とかなるだろうという例の箱モノ行政では…

もうどうでも良くなってきました

どうでも良くなってきたのはやはりTVの「華麗なる一族」である。 格調が低すぎる。 ネタばらしをされたことに腹ワタ煮えくり返りながらも文庫は全巻読了。 そしてTVドラマに向かうとあまりにもちゃちでメゲるのである。 さて、 旅に持参した文庫本は船戸与一…

ハバナへ

ちょっくらキューバにまいりました。 ちょっと久しぶり。 極寒のカナダから入ったものの、意外と涼しく、気温が上がってきたのは最後の二日間ぐらい。 どのくらい涼しいかというと、日中でも半袖のシャツの上にセーターを着る程度。 最後に気温が上がったと…

MAX珈琲

以前は東京では売られていず、千葉に行くとあったMAXという缶コーヒー、最近どうも東京販売を開始したらしい。 ちらほらと自販機で目にするようになった。もちろん買いますよ。 このマックス、何がMAXかというと、砂糖がMAXなのである(命名者の意図は知らな…

ヤマザキの華麗なるパン

いや、僕が考えたのではない。 本当にパン屋に売られていたというのだ。さすがだ。 さて、 映画の「華麗なる一族」を見たのは学生時代だったか。 銀行の支店長が預金獲得合戦の末に心臓発作で死ぬあたりはプロレタリア監督の山本薩夫の面目躍如たるところだ…

旅するネットサーファー

旅の様相も随分と変わってきた。 エイビーロードは昨夏に休刊となり、いまや旅行情報誌は紙では商品としては存在しない。 「旅」(JTB→新潮社)とか、「NEUTRAL」(白夜書房)とかあるが、女性誌や思索誌であって、情報を求めるものではない。情報はすべからくネ…

死者に喋らせろ

嗚呼、哀れなオードリー。 CMに「ローマの休日」が使われ、日本語の吹き替えで銀行の「指の静脈認証」や「ローン」の素晴らしさを喋らされている。 生きていたら絶対にOKしなかったと考えても間違っていないだろう。 かつてスティーブ・マックイーンが映…

例のコード

『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン)読み終わり。 たいへんに不評だった映画の方は、ブータンから帰ってくるときの台北-成田の機内でオンデマンドで見始めたはいいが、見始めたタイミングが悪く、なんと着陸までに見終えることができなかったという因…

謹賀新年。しかし人生が変わるわけではない

年が明けたといっても、年賀状も出さず、年頭の所信表明もない僕としては何ら、あらたまることはない。 1999年から2000年になるときには、何かたいへんなことが起こるという流言に乗せられて、まんまと旅を切り上げて帰ってきてしまった僕だが、そういうわけ…

「キング 罪の王」観た

よく観るね。風邪はなかなかなおらないというのに。 主演のガエル・ガルシア・ベルナルは、「アモーレス・ペロス」でファンになって以来、「モーターサイクル・ダイアリーズ」からはそれを通り越して、もはや尊敬している。 気持ち悪いキャラを演じさせれば…

スウェディッシュ・ジュース

IKEAでメシにしかお金を使わなかったのは本当だ。 家具屋で家具だけ買わなかったわけだけど、リンゴンベリージュースというスウェーデン飲料を買った。パッケージに惹かれて。 味は、まあ期待通りの容赦ない甘さで、あと味もばっちりクドい。 さて、 風邪が1…

メモリー・オブ・ゲイシャ

『メモリー・オブ・ゲイシャ』(アーサー・ゴールデン著)。 バンコクあたりのツーリスト向け古本屋ではこの本が何冊も並んでいる。アジアに来る欧米の旅行者が妄想を膨らませるのにひと役かっているのだろう。 邦題は『さゆり』。改題したのは、さすがに日本…

IKEAから返事が

前々回の当欄でIKEAに行ったと書いたが、送迎バスの客待ち中のアイドリングについて提案をしてあげたところ返事がきた。 まずは送信分、 「新横浜駅から往復する御社の送迎バスは、待機中もエンジンを常時かけっぱなしです。東京都などでは禁止されている行…

「カポーティ」観た

恵比寿ガーデンシネマで「カポーティ」やっと観た。 チネチッタでは遅く始まったのにもう終わっていたのは、恵比寿の入りを見て納得。ガラガラなのだ。とほほ。 恵比寿にどうも馴染めないのは、ディズニーランドのように作り物っぽい街並のせい。確かに、カ…

北欧の超克

北欧の家具屋IKEAが横浜郊外に店を出したというので行く。 行きつけの居酒屋にまでカタログが届き、客同士で見ては、すげえ、と感心しあってしまい、100円ショップにでも出かける感覚になってしまったのだった。 ところが、可もなく不可もなくというか、買い…

新しいモノを新しさが薄れた頃に買います

買っちゃったよ。 ここ十年、いつもこれだ。 新品ですけど、気分は新古ぐらいで。

ブータンで何か考えたか

ブータンから帰って2週間。 写真など見ながらブータンのことを思い起こす夜もある。 まったくのオフに自腹でこんなにお金がかかる国(法定で1日200ドルかかる)を旅することになったのは、やはり興味があるからだ。一度行っておけば、幻想ももたずにすむ。無責…

柴田元幸はすごい

『ムーン・パレス』(ポール・オースター)をまだ読んでいるわけであるが、訳者の柴田元幸という人はすごい人だ。 文中に、「清水の舞台から飛び下りるつもりで」という訳を見たときに、僕はそう思った。 翻訳の授業では、日本の格言やことわざを訳文に紛れ込…

世界史を教えない時代のナショナリズム

したがって世界は無知による傲慢に満ちていく。 少しでも他者を知ることがあれば、人は謙虚になるものではないのだろうか。 それが、受験に不要だから世界史はいらない、とは。 巷では、会社でも社会でも学校でも、大人のカッコ悪さが目立つ。 子供のため、…

久々に風邪ひき

かつては10年間一度も(二日酔い以外で)寝込まなかった僕ではあるが、また風邪。 地下鉄の車中かどこかでウイルスをもらったらしい。 本当に久々に酒を抜くことになっただけでなく、めし喰わず。 休肝も絶食もこんなときでないと絶対にしないので、考えように…

ブータンに行きました

このところ行き慣れた国にばかり行っていたが、久々に知らない国を訪れた。 インドとチベットの間の、そう、あそこです。

悪訳紹介

デヴィッド・フィッシャー著『証拠は語る FBI犯罪科学研究所のすべて』を読んでいるが、苦戦中。 訳が悪いと思う。 赤ん坊が薬物を盛られた捜査で義母と看護婦が疑われていながら、最後に「この女から赤ん坊を引き離し」などという表現が出てくると、わかっ…

米国牛

かつてケネディ大統領は食品の要件として、以下の4つを大統領教書で打ち出した。 1.安全 2.おいしい 3.適正な価格 4.ごまかしがない この度不完全な検査を経て押し付けられる米国牛はこのうち2つを満たしていない。 米国では狂牛病はアルツハイマー…

スペインラテンアメリカ映画祭

今年も観た。 http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/ 「Drama/Mex」「マデイヌサ」「ボディーガード」の3本。 制作はメキシコ、ペルー、アルゼンチンの順。 起爆力からいうと「マデイヌサ」がいちばん。 ペルーらしいブラックさがこってりとした佳作だっ…

ウロコ雲とイワシ雲の違いは何か

空を見上げて、ウロコ雲とイワシ雲の違いは何だろうと思ってみる。 それほど見事な秋空で、皆さん空にケータイやらデジカメやら一眼レフやらを向けている。 これに夕映えでアタックをかければ無敵である。 空だけで写真集ができるのもうなずける。 空だけは…

秋の入口に

うかっとしているうちに、このままでは秋が来てしまう。 秋はいつも着るものがなくなるのでさもしいのだ。 そう去年も本欄で言っていたのを発見し、相変わらずの進歩のなさに凹む。 進歩がないと、この日記でも何度言ったことか。 やれやれ。 さて、 武蔵溝…

こんな本を読んできた

大したものは読んでいないのですよ。 川上弘美『龍宮』、李志綏『毛沢東の私生活』、藤沢周平『麦屋町昼下がり』とかね。 その他に漫画ですけど、つげ義春『無能の人』とか。 しかしやはり、『毛沢東の私生活』がすごい。 とにかく、この人の権力欲のために…

文芸のお仕事

クラフト・エヴィング商會、吉田篤弘さんの小説『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を編集。 今朝の「王様のブランチ」、哲ちゃんのブックナビで紹介されたので見る。 エディトリアルとライティングは使う筋肉も脳も違う。 だから両立するかとい…

「太陽」観た

川崎のチネチッタで「太陽」観た。 僕はソクーロフの映画で傑作と思ったものがない。 今回はセンシティブな作りではあったものの、日本人が観て素晴らしいと思えるものではないような。公開前に一水会の鈴木邦男には見せてOKをもらったらしいけど。 もう少…

gatitaへ

『キューバを知るための52章』で音楽の章を担当して頂いた長嶺さんが、西荻にバーを開いたので、友人連中と行く。 開いたのはパートナーの萩原さんらしい。 暗くて黒っぽいところかと思ったら、明るくて白っぽい店だった。 店構えにけちけちしたところがなく…

カネヨの箱

このパッケージを作った人はすごい。 現役であり続けるためにはそれ自身変化し続けなければならないとピカソが言ったらしいが、ときどき変わること自体を頑として拒むヒト・モノ・コトがある。 変えられるのに変えないのもチョイスのひとつで、ひょいひょい…

絶滅を危惧するほどのことではない

また短い旅に出て、戻った。 巷では夏休みが始まった頃合いだと思うが、どうもバックパッカーというのは絶滅危惧種なのかもしれない、と思ったり。 高円寺あたりの風呂なしアパートに住んでいるのが老ヒッピーで、学生はワンルームマンションにいるのと同じ…

織田が椿三十郎か/椿三十郎を織田か。

新聞で角川(ハルキ)映画のリメイク話しを読んでガクッときているよ。 織田はまったく嫌いというわけではないが、出演作はすべてB級大作である。 「踊る大走査線 レインボーブリッジを封鎖せよ」みたいな映画になった椿三十郎は見たくないのである。 というわ…

街道をゆきつ戻りつ

それで司馬遼太郎『街道をゆく』の40巻め、「台湾紀行」を読んでいるわけである。 39巻めの「ニューヨーク散歩」のときに思った通りで、どうもこの人の手法が好きになれないのだが、どうすればいいでしょう。 無理に好きになる必要はないものの、書いてある…

どうですか。みのさん

報道ステーションにみのもんたがゲストで出ていた。 みのもんたの日テレの番組に古館伊知郎がゲストに出たお返しらしいが、もうここまでくると情報バラエティとニュースショーの融合というか、溶解して新ジャンル創設というか、小気味良いほどだ。 テポドン…

蒸し暑さに罪はない

いや、『青春の門 再起篇』投げ出さず。 投げ出すまでもなく、電車の行き帰り程度で読み終わってしまったのだ。 「うん」とか「え?」とか、カギカッコ込み4字で終わる行の何と多いことか。 短い、意味のないセリフの多用でどんどんページが過ぎていく。 むろ…

久しぶりに五木

ぱっとしないまま、もう6月か。 トルーマン・カポーティの『冷血』はやはり傑作だと思う。 長いのに過不足を感じさせず、テンポとリズムがあり、文体がしまっている。 電車の行き帰りやランチタイムにコーヒーを飲みながら読んでいると、そこはかとない喜び…

京都ラーメン

思い立ち、京都へ。 広島の中学と札幌の高校でどちらも京都に修学旅行に行って以来だ。 ふと立ち寄ったラーメン店は、錦市場近くの五行。 町屋を改造した作りで、夜はバー。蔵もバーにしてあってその名も、HANARE。 ランチで焦がし醤油ラーメンを食す。 黒々…

そろそろ川上弘美にも飽きてきたり

代わり映えしない読書生活。 藤沢周平『風の果て』→川上弘美『蛇を踏む』→藤沢『用心棒日月抄』→川上『神様』→トルーマン・カポーティ『冷血』。その間に何かあったかもしれないが、忘れた。 川上弘美は、ほっこり系恋愛ものはともかく不条理系ファンタジー…

きょうから夏

仕事上で心持ちが荒んでしまい、気がつくと新宿の雑踏を漂流していた。 漂流ついでに紀伊国屋新宿南口店に漂着。 ああやっぱり本屋がいちばん癒されると自分を慰めたくなったのもつかの間、じつは本屋がいちばんストレスだったのだ。 あの人の本、この人の本…

出版社占い

やれやれ。 ついやってしまった出版社占いで講談社が当った(写真は野間社長)。 どこの馬の骨ともしれない素人がネット上に作ったシロモノで、同じ生年月日の人は同じ結果が出るしくみだが、どうも誰もが知っている会社しかないらしくシラける。 コメントも日…

ただ喰いたいためだけに喰うのではなく

すすめる人がいて納豆カレーを食す。 レトルトカレー+納豆。お世辞にも美しいとはいえない。 そこで月見にしてみたが、いかんともしがたさは変わらず。 小学校時代は学年イチの偏食王だった僕であるからして、誰かがすすめるからといって何でも食べたりしな…

GW

二子玉川を散歩。 多摩川の川崎側はバーベキュー場となっていて、数十グループの数百人が思い思いに焼いたり食ったりしている。 川をはさんだ東京側は禁止なのか、バーベキューはやっていない。 何でもかんでも禁止というのであれば、東京らしくてなるほど。…

WB

見かけないと思ったら、 早稲田文学会の「早稲田文学」ってとうとう「WB」というフリーペーパーになっちゃってたんだね。 「わ」からん「ブ」ンガク、「W」onderful「B」ungakuのイニシャルとか。 ワーナーブラザーズにあらず。 もはや早稲田の構内をはじめ…

「夜よ、こんにちは」観た

夜ならば「こんばんは」だろうという、何万人が言ったかわからないひとりごとを言いながらユーロスペースへ。 旧ユーロスペースを意外な大企業が買ったので、僕は新ユーロスペースは手狭なところにヴァ−ジョンダウンしたのかと思っていたが、いえいえどうし…

三寒四温

近況報告に天気と仕事のことばかり書くようになったら終りだが、別に近況報告だからいい。 近しい人には面と向かってもう少し有機的なことを言っている。 しかし近しくない人は遠隔地にいて天気も川崎北部とは違うだろうし、僕の仕事のことも詳しくはわから…